香りと日本人

ほとんどの地域が温暖湿潤気候に属する日本。日本人は気候はもちろん、その歴史的・文化的背景も相まって、古くから香りに敏感な民族でした。8世紀に編纂された歴史書である「日本書紀」には、推古3年(595年)に淡路島に辿り着いた一本の香木の話が記されており、日本人の香りに対する関心の高さを窺い知ることができます。

香木といえば、鎌倉時代から国際的な貿易都市として栄えた大阪・堺は、香木輸入の中心地でした。そんな堺の町で、1657年から薬種問屋を営んできた梅栄堂は、香専門の店として愛香家たちの支持を集めた老舗中の老舗。創業360年を超える梅栄堂が販売する「プレミアムインセンスホルダー Fio(フィオ)」は、世界で活躍する工業デザイナーの奥山清行氏率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」と共同開発したお香立てです。

上品でモダンな梅の花モチーフのインセンスホルダー

有田焼のインセンスホルダーは、インテリアとして飾ってもおしゃれなデザイン。イタリア語で花を意味する「 Fiore(フィオーレ)」から名付けられた「プレミアムインセンスホルダー Fio」は、梅栄堂にちなんで、上品で可憐な梅の花をモチーフとして作られました。さまざまな種類のお香立て・お香皿がありますが、梅の花モチーフのお香立ては、シンプルながらも存在感のあるモダンなデザインです。佐賀・有田焼の職人たちが丹精を込めてひとつひとつ焼成したお香立ては丈夫で、有田焼特有のきめ細やかでなめらかな手触りが特徴。銀色の釉薬で仕上げられており、長く使い続けることによって一層味わい深い色へと変化します。 

「プレミアムインセンスホルダー Fio」は、ラベンダーのお香約30本がセットとなっていますから、購入後すぐにお香を焚く習慣を日常に取り入れることが可能に。スティックタイプのお香は円錐形のコーンタイプとは異なり、燃える面積が常に一定ですから、燃え始めから香りが均一にお部屋に広がります。世界的に有名なラベンダーの産地であるフランス産の天然ラベンダーオイルを配合したお香は、心を落ち着かせる柔らかな香り。「ハーブの女王」と呼ばれるだけあり、ハーブらしい爽やかさを含んだラベンダーの香りは優しくもすっきりしていますから、甘すぎるフローラルな香りが苦手だという方にもおすすめです。

心穏やかに過ごせる香りを日常に

あらゆる生物の中で、香りを楽しむのは人間だけだとされています。なんでも香りには、感情を動かしたり、記憶を呼び覚ましたりするだけではなく、心と体のバランスを整える効果があるのだとか。一般的に心地良いと感じる香りを嗅ぐと、気持ちが落ち着くものです。これは、香りが自律神経の働きを調整している脳の視床下部に直接作用し、副交感神経を優位にさせるからにほかなりません。 

お部屋に「プレミアムインセンスホルダー Fio」を置くと、日本の伝統的な香り文化を身近に感じられると共に、さまざまなメリットが得られます。単純に香りを楽しむためにお香を焚くこともできますが、香りの作用はすぐに表れるため、すぐに気持ちを切り替えたいとき、感情を落ち着かせたいとき、そして疲れた体と心をリフレッシュさせたいときなどに最適です。また、ラベンダーの香りにはリラックス効果があるほか、鎮痛・鎮静作用や安眠作用があるとされています。香りのおもてなしとして来客前はもちろん、就寝前のリラックスタイムなどにお香を焚く習慣を取り入れることで、心穏やかな贅沢時間を過ごせるでしょう。

STORY

株式会社梅栄堂

PRODUCT

プレミアムインセンスホルダー Fio

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