どんな素材でも切れるため、ご家庭に一本あれば便利な三徳包丁と牛刀。万能包丁として共通点の多い三徳包丁と牛刀ですが、形状が異なります。

三徳包丁の刃先は丸くカーブしており、刃がまな板に平行なのに対して、牛刀は刃先が鋭く尖っており、刃に反りがあってまな板に平行ではありません。そのため、塊になった肉を切るときには、三徳包丁よりも牛刀のほうが切りやすいという違いがあります。

刃の幅も異なり、三徳包丁のほうが牛刀よりも刃幅が厚い作りになっています。刃渡りは、牛刀のほうが三徳包丁よりも長いため、コンパクトなキッチンでは少々使用しづらいでしょう。さらに、三徳包丁は押し切りのほか、まな板を叩くようにして使用する場合もありますが、牛刀は主に押し切りや引き切りをするなど、使用方法にも違いが見られます。

西洋の牛刀に菜切り包丁を掛け合わせて作られた三徳包丁は、牛刀よりもサイズが小さいので小回りが利き、肉だけではなく、野菜や果物を切るのにも適しています。一方、牛刀はカボチャなどの硬い食材や、キャベツの千切りをするときなどに重宝します。また、大きな肉・魚を切るのに適していますが、小さな野菜や果物を切るのには適していません。

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